生後間もない新生児、赤ちゃんで吐き戻しに困っているなら哺乳瓶を見直してみましょう。赤ちゃんが楽な姿勢でミルクを飲んでくれる哺乳瓶、そして吐き戻しにくい特徴をもつ哺乳瓶を紹介していきます。
吐き戻しに悩まされる時期
赤ちゃんの吐き戻しで頭を悩まされるのは、新生児で生後3ヶ月前後です。
なんで吐き戻してしまうのか?
その原因は未発達な胃の形と空気と一緒にミルクを飲んでしまう誤嚥です。
誤嚥とは、飲食物などを誤って食道ではなく気道に飲み込んでしまう事です。
また授乳姿勢や哺乳瓶によってはミルクに空気を含みやすく、空気と一緒にミルクを飲んでしまうと吐き戻しをしてしまいます。
赤ちゃんの体格や飲む力によって吐き戻しは変わりますが、生後0ヶ月~生後3ヶ月頃の新生児で、授乳後のゲップと共に吐き戻ししてしまう事が一番多いです。
吐き戻し対策におすすめの哺乳瓶
吐き戻しを防止して、赤ちゃんが飲みやすい姿勢でミルクを飲める哺乳瓶が「ドクターベッタ」
哺乳瓶とは思えない形と可愛いデザインが豊富なドクターベッタですが、特徴的な形にはしっかりと理由があります。
ドクターベッタはアメリカが発祥で医学博士のアイディアが詰まっていて、以下の3つの特徴があります。
耳の病気を防ぐ
赤ちゃんが寝ている姿勢でミルクを飲むと、耳の位置が口より下となってしまいます。
そうするとミルクが喉の細菌と一緒に耳管に流れてしまうことがあるそうです。
ベッタのカーブは赤ちゃんを寝かせた授乳姿勢ではなく、座った姿勢で簡単にミルクを飲ませることができるので、耳の病気を防ぎます。
誤嚥を防ぐ
上体をおこした授乳姿勢はミルクが食道へと自然に流れやすい姿勢となります。
もし寝ている姿勢でミルクを飲むと、飲み下すちからの弱い赤ちゃんは食道にミルクが溜まりやすく、授乳時に酸欠を起こしてしまう可能性があります。
ドクターベッタを使い座った姿勢でミルクを飲ませると、酸欠を起こしやすい赤ちゃんも上手に飲めたという研究結果が発表されています。
空気を飲みにくくする
哺乳瓶でミルクを飲んでいると、空気穴から哺乳瓶内へ空気が入り、その空気が原因でゲップや吐き戻しをしてしまいます。
ドクターベッタの場合、ミルク内の空気を自然と上へ逃がすカーブ状になっているので、ゲップや吐き戻し防止として効果があります。
ドクターベッタは素材と乳首の種類が豊富
ドクターベッタは素材だけで4種類、乳首だけで4種類、それに加えてデザインが豊富なので、とにかく種類が多くてどれを買っていいのか悩んでしまいます!
悩まないで購入する為に種類を確認しておきましょう!
手作りガラス製(G)
国内生産で職人さんの手作りのため、生産数がかなり少ないボトル。
【メリット】無色透明とキレイな外観と傷がつきにくく、汚れも落ちやすいので清潔を保ちやすいです。また煮沸、薬剤、電子レンジ消毒に対応していて、ミルクを冷ますときに冷めやすいので、急いでミルクを作る時におススメ。
【デメリット】重くて割れる危険性があるので、持ち運びには不便なところです。
家の中から持ち出さない哺乳瓶ならば、ガラス製が使いやすく清潔を保てて一番おすすめです!
PPSU製(S)
PPSUは高い耐熱性と耐衝撃性を持つプラスチック製の素材。
【メリット】軽いので持ち運びに便利。丈夫な素材で電子レンジ消毒も出来ること。
【デメリット】素材自体が茶色がかっているのでミルク本来の色が見えなくなる。プラスチック製の中では値段が高い。
トライタン製(T)
プラスチック製の素材。
【メリット】軽くて割れないのにガラスのように無色透明でキレイな外観。
【デメリット】熱に強くないので電子レンジ消毒に非対応。
既に販売が停止しているのか、すべてのトライタン製が販売終了となっています。
ポリプロピレン製(P)
プラスチック製の素材。
【メリット】軽くて丈夫。電子レンジ消毒が可能で値段が安い。
【デメリット】色がくすんだ透明色となり、シンプルなデザインのみ。
以上の素材4種類が哺乳瓶に使われていて、
ガラス製は家の中で使う人におすすめ!
PPSU製は外出先で利用する人におすすめ!
ポリプロピレン製は外出先専用で安く購入したい人におすすめです!
ブレイン乳首とスタンダート乳首
ドクターベッタの乳首はかたさ2種類、吸い口2種類と合計4種類あります。
どんな赤ちゃんでも不自由なくミルクが飲めるよう、赤ちゃんに併せて乳首も用意できるのは嬉しいポイントです!
かたさが異なる乳首はブレイン乳首とスタンダート乳首とあります。
【ブレイン乳首(ブレインシリーズ)】
ママのおっぱいに近づけたかための乳首。乳首を噛まないとミルクが出てこないので、新生児のころから噛むクセを身につける事ができます。
噛むことによって
・アゴを発達させ、歯を丈夫にする
・噛み砕くことで消化を助ける
・唾液の分泌をうながす
などのメリットがあると言われています。
ブレイン乳首は、哺乳瓶を嫌がってしまう赤ちゃんに試してみたり、混合育児や母乳育児の赤ちゃん向けの乳首です。
【スタンダード乳首(ジュエルシリーズ)】
やわらかめの乳首。くせがなくミルクが飲みやすい乳首。
スタンダード乳首は、完全ミルクをしている方向けの乳首です。
丸穴とクロスカット
吸い口は、丸穴とクロスカットとミルクが出てくる場所の形状が違います。
【丸穴】
先端に丸い穴があいていて、傾けると一定量ミルクが流れ出るようになっています。ミルクを舌に受けることができるので、吸うのが苦手な赤ちゃんでもミルクをごくごく飲んでくれるでしょう。
【クロスカット】
先端に×印の切り込みが入っていて、赤ちゃんが吸う口の動きに合わせて切り込みがひらいて、ミルクがでてきます。赤ちゃんの吸う力によって出てくる量が変わります。
乳首を吸うのが上手な赤ちゃんは問題ないでしょうが、吸う力が弱いと時間がかかってしまうので、赤ちゃんが疲れてしまわないか注意が必要です。
ブレインとジュエルの違い
ブレインとジュエルの違いは哺乳瓶に元から付属している乳首の違いです。
ただひとつ注意点があり、付属している乳首の吸い口まで選ぶことができません。
ブレインシリーズはブレイン乳首が付属で「クロスカット」
ジュエルシリーズはスタンダード乳首が付属で「丸穴」
乳首単品としてなら、どの組み合わせでも買えるので、赤ちゃんの成長に合わせて買いそろえるようにしましょう。
ドクターベッタ哺乳瓶の口コミ・評判
実際に利用した人の口コミ・評判もあるので紹介します。
【評判が良い口コミ】
・おしゃれで機能性が高く、今後飲む量が増えても使いたかったので、品切れる前にと、購入
・ピジョンの母乳相談室と母乳実感(160ml)を使っていましたが、2か月になり飲む量が増えたのと乳首を変えるためこちらの240mlを購入。軽いので腱鞘炎の私にはとても良い商品でした。
・座らせたままミルクをあげる事ができるし持ち運びも軽いしオシャレで可愛いしで良いことだらけだったのでミルクを飲む量が増えた我が子にこちらの長いサイズのを購入しました。
・口コミがとてもいいので買ってみましたが、買って正解!赤ちゃんも気に入って飲んでいます。
・まず口からこぼすことがなくなりました!そして飲みにくいため疲れて寝やすくなる副作用も出て棚からぼたもちでした。ゆっくり&飲みやすい角度でミルクを与えることができ、吐き戻しも明らかに減りました。
【評判の悪い口コミ】
・相当時間をかけないと飲めません。
・吸っているのですが思うように出ず、泣いて怒っていました。
・底の方が洗いにくいのでお蔵入りしてしまいました。
・底の四角が洗いにくいです。
使いやすくなる正規オプション品
ドクターベッタの特徴であるカーブ状の形からも想像がつくと思いますが、市販で販売されている哺乳瓶用のスポンジでは四角い底の部分や口の裏側が洗いづらいです。
そのため一般的な哺乳瓶に比べたら、洗いづらくて使い勝手が悪く感じますが、公式サイトより販売している専用ブラシを使えば洗いやすさは問題ありません!
スポンジと違い、ブラシは適度な柔らかさがあって小さな口でも出し入れしやすく、汚れもしっかりかき落としてくれます。
専用ブラシの他にも、
手軽に使える「電子レンジ消毒ケース」や
おしゃれでかわいい「専用保温ポーチ」などがあります。
吐き戻しにくい哺乳瓶は赤ちゃんのため
吐き戻しにくい哺乳瓶「ドクターベッタ」について紹介しましたが、いかがでしたか?
ドクターベッタの哺乳瓶は高いデザイン性と機能性で人気も高いですが、万人受けする哺乳瓶ではありません。
しかし、最適な姿勢でミルクを飲めることや吐き戻し、誤嚥を防いでくれるなど、赤ちゃんの事を第一に考えている哺乳瓶となっているので、とにかく赤ちゃんの事を最優先で考えたいと思っている赤ちゃんファーストのプレママや、赤ちゃんの吐き戻しで困っているママへおすすめの哺乳瓶となっています。
どの哺乳瓶か悩んでいたり、吐き戻しで困っているなら、ドクターヘッダのさらに詳しい特徴や医学博士による臨床レポートなど細かな情報が公式サイトに載っているので、一度確認してみてはいかがでしょうか?

ヒサくん

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