父が健康診断で血糖値が高いということで、再検査したところシニア糖尿病に。
父のように60代になってシニア糖尿病を発症する人が近年増加しているそうです。シニア糖尿病は、食生活が豊かになったことと、長生きになったことも要因にあるそうです。
父がシニア糖尿病と診断されて、家族はそりゃぁショックを受けました。
長年連れ添った母は、今までの食事ではダメ!って言われたことで、父がシニア糖尿病になったのは、自分が健康管理をしていなかったせいだとかなり落ち込んでしまって。
ここは両親のために何とかしなくてはと思い、シニア糖尿病と制限食について調べることにしました。
シニアの糖尿病
お医者様によると、父のようにいままで何の問題もなく過ごしてきたのに60代になって糖尿病を発症する人が近年増加しているそうです。
シニア糖尿病が増えてきたのは、食生活が豊かになったことと、長生きになったことも要因だそうです。
元気に見える活発な人でも、シニア糖尿病のリスクがあるのだそうです。
幸いまだ初期症状段階で、生活習慣の見直し、特に食生活見直しを指摘され、家族一緒に取り組むことにしました。
食後血糖値があがるのは老化のサイン
父はなんでもよく食べます。子供たちは、いつも父が美味しそうに食べるので、父に勧められて食べるようになり好き嫌いのない子に育ちました。本当に感謝しています。
そんな父も考えてみると60代です。身も心も普通の60代よりずっと若く見えますが、お医者様によるとシニアになると、内臓の特に消化機能が年々低下してきているのだそうです。
血糖値が高いのは、加齢により糖を吸収してエネルギーにしてくれるインスリンというホルモンが十分に分泌されないことが関係しているとのことです。インスリンの働きが上手くいかないと、糖はエネルギーとして吸収されず血液中に残って血液がドロドロになってしまいます。
当たり前のようによく食べる父の消化能力は少しオーバーワークになって消化吸収排泄という作用が上手くいかなくなったようです。
これが、シニア糖尿病でした。
血糖値が高いと怖いのは
血液中に糖があふれてくると、血糖値が上昇し、糖とたんぱく質がくっついて悪玉物質AGEが発生します。
これが、動脈硬化、認知症といった怖い病気を併発する原因になってしまうのです。
食生活の改善
お医者様からは、カロリー制限を言われました。診察のあとの、管理栄養士さんのお話では、野菜を多く食べる習慣をつけて、偏った食事や過剰な摂取はやめる、要するに食べ過ぎちゃいけないと言われました。
我が家では、子供たちが大きくなるにつれ必然的にお肉中心の食生活に偏ってきたこともあり、見返してみると野菜不足があったなぁと感じました。
なんでもよく食べる父なので、母も私も父の健康にたいして危機感は全くもっていませんでした。
ガツンとやられた感じ!ですね。
父だけじゃなく、子供たちにとっても食生活はとても大切なことなのだと実感しました。
糖尿病の制限食
食後血糖値をコントロールするのは、薬の力もありますが、それより食生活の改善が先だと管理栄養士さんに言われました。
糖とたんぱく質がくっついて悪玉物質AGEが発生するので、特にタンパク質と糖質が制限食です。
制限食とは、摂取エネルギー上限が決まっているってことですよ!
じつは、炭水化物が糖質になるそうで、ここの量が一番の問題だといわれました。
ご飯の量、例えば大盛やおかわりが特に制限されました。
また、パンやラーメンも一気に糖の摂取が増える食べ物なので、ここは特に要注意と制限されました。
なにを隠そう我が家は大のラーメン好きなのですよ。この我慢はかなり辛いものがあります。
お医者様は、我慢してストレスになって逆効果になる場合もあるので、月に1回くらいは良いとのことでした。
ただし量に気を付けてなるべく腹8分目までにしてください。と念を押されました。
夕食のドカ食いはやめること。血糖値が急上昇するので、食べ過ぎと早食いがだめです!
食べる順番
①【食物繊維】野菜や海藻、キノコなど。
②【タンパク質】肉、魚、大豆製品、卵など。
③【水分】味噌汁、スープ
④【炭水化物】ご飯、パン、パスタなど。
⑤【デザート】
食べる順番があるって初めて知りました。
制限食で大切なのは、食物繊維の摂取です。野菜や海藻、キノコなどは、糖質の吸収をゆっくりにさせてくれて、血糖値が上がりにくくなるそうです。もしサラダなどの食材がなかったら野菜ジュースでもいいそうです。
・食事の量は朝3・昼4・晩3の割合で3食きちんととること。
・食べ方に気をつける。
楽しく制限食を食べる方法
制限ばかりだと何をどれくらい食べたらいいのか、どう調理したらいいのかわからなくなってしまいます。
母と私は本当に戸惑ってしまいました。
でもこんな時だからこそ家族で一緒に考えて、今までの食生活を少し改善しないとダメなんだと感じたんです。
食べ過ぎ対策
まずは、野菜から食べる習慣をつけること、これが中々できないから血糖値が上がってしまうんです。
父に毎日食べてもらうために、飽きずに食べられるおいしいサラダを作らなきゃと思うと、材料や作る手間暇を考えただけで、作る前にもう気持ちが疲れてしまいました。
野菜料理で頭がいっぱいで、心が折れそう。
父の病気は待ったなしです、そこで、頭をきりかえました!
きゅうりでも、キャベツでも、トマトでも一品だっていいじゃん!
もっと気楽に考えてもいいんじゃないかなって。
そうするとなんかすっごく気が楽になりました。
まずは食べること。
野菜を意識して食べなきゃダメなんです。
1品でもいいと思えば、簡単だし、やれそうだ!って思えました。
生でも、温野菜でも、煮物でも、おひたしでも
とにかく3食必ず野菜を食べること。
これが大事なんです。
我が家の改善点
シニア糖尿病の制限食は、味が濃くならないように工夫をするように管理栄養士さんにいわれたので、我が家ではこんな取り決めをしました。
・家族全員野菜から先に食べる!
・工夫して濃い味からの脱却!
・父にはシニアの自覚をもってもらうこと。孫と食事で競争しないこと(笑い)それをお願いしました。
・子供が使うので全面禁止はかわいそうで、マヨネーズは最小限に。
・ドレッシングはノンオイルドレッシングに変更。種類がたくさんあるので飽きず食べられると父が言ってます。
・今までしょうゆをドバドバかけていたのを、しょうゆジュレに変えてみたら、これも意外においしいと気に入ってくれました。
朝の温野菜も気に入っています。ちょっとコンソメスープ味にしてみたら父が大喜びでした。もちろん子供たちもおいしいと気に入ってます。
一人だけの制限食だと、本人も家族も挫折しそうになります。でも、みんなでおいしいと言いながら食べるとなんだか作り甲斐もあるし、なによりみんなが健康になれると思えるようになりました。
ただ、育ち盛りの子供とシニアは食べる量や種類を変えてもいいんじゃないかと思いました。
生活習慣を変えるってことは、こういう些細なことに気づくということなんだと思います。
薄味で、薄味ってどんだけ!
家族が糖尿病になった時、本当にどうすりゃいいの!っていうのが正直な気持ちでした。
味は薄味で!
管理栄養士さんは、とにかく今までの食生活を改める意味でも家庭料理は薄味で!と言います。でも、薄味ってどんだけ薄味にすればいいの?
カロリーが高くなるので、マヨネーズはダメ、ドレッシングもオイル入りはダメ、味噌汁のみそを減らして具沢山にすると野菜の味でおいしくなると言われました。
薄味を学ぶ
薄味ってどんな感じ!って言われてもよくわからなかったので、実は母と相談して制限食の宅配食を頼んでみました。献立の参考にもなるし、まず味を知りたかったのです。
管理栄養士さんが監修している、主菜1品、副菜3品がバランスよく入っていて、母と私が食べたいなぁと思えるものが多くありました。
特別の物じゃなく、いつも我が家の食卓に並ぶおかずのような感じで、父もいいね!って言ってくれたので
母と私で「これがいいんじゃない!」と決めたわけです。
1食分の個包装の冷凍食です。
レンジでチンして、超簡単で、色どりもいいです。
さてお味!
これが薄味?
母と私が想像していたより実際おいしいです!想像していたより量もあります。
父もこれいけるわ!とご満悦でした。
240kalの食事ってどんな感じというのが、すごくよくわかりました。
お試ししてよかった!きちんと制限食を食べてみて初めて気づくことって大きかったですよ。
父がシニア糖尿病と言われた時は頭が真っ白になりましたけど、ちょっと見方を変えれば家族一緒に健康になるチャンスをもらったのだと思います。
同じ悩みを持つ方はちょっと考え方をチェレンジすると気が楽になりますよ!
それから宅配食は便利でいいと実感しました。
お試ししてみることをおすすめします。
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さくら

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